
山中のドン・キホーテ
1850年頃

《マグダラのマリア》は、オノレ・ドーミエが1849年から1850年頃に描いた油彩画である。カンヴァスに油彩で描かれ、寸法は縦41cm、横33cm。画面の左下に「hD」の署名がある。
ドーミエはフランスの画家で、1808年にマルセイユに生まれ、1879年にヴァルモンドワで没した。
来歴の記録によれば、この作品は1852年、夫の遺贈によりパリのマリー=エリザベート・カヴェの手に渡った。その後、息子の Albert Boulanger-Cavé が1911年まで相続し、さらに Gaston Le Roy が相続した。1926年5月19日・20日にパリのオテル・ドゥルオーで開かれた Gaston Le Roy の競売(番号43)に出たのち、パリの H. Fiquet、ベルリンの Alfred Gold、Heinemann コレクション、ニューヨークの Violet de Laszlo の手を経て、1965年3月31日のサザビーズ・ロンドンの競売(番号90)に出た。スイスの個人コレクションを経て、Wildenstein & Co. から1980年に国立西洋美術館が購入した(昭和54年度、所蔵番号 P.1979-0006)。
国立西洋美術館の記録によれば、この作品が出品された展覧会で最も古いものは、1930年にデュッセルドルフの Kunstverein で開かれた「Meisterwerke deutscher und französischer Malerei des 19. Jahrhunderts」である。国外では、1943年にルツェルンの Kunstmuseum で開かれた展覧会(記録に展覧会名の記載は無い)に出品された。国内では、2014年に国立西洋美術館で開かれた「非日常からの呼び声:平野啓一郎が選ぶ西洋美術の名品」に出品されている。