
りんご採り
1886年

《冬景色》は、カミーユ・ピサロが1873年に描いた油彩画である。カンヴァスに油彩で描かれ、寸法は縦52cm、横81cm。画面の左下に署名と年記(「C. Pissarro. 1873.」)がある。
ピサロはフランスの画家で、1830年にセント・トーマス島に生まれ、1903年にパリで没した。
来歴の記録によれば、この作品はイギリス、ケント州 Wateringbury Place の Alderman Sir Horatio D. Davies のもとにあり、1903年6月27日にクリスティーズ・ロンドンで開かれた同氏の所蔵品の競売(番号63)で、パリのデュラン=リュエルとベルネーム=ジューヌ、ニューヨークの Paul Rosenberg が共同で購入した。1920年1月5日にデュラン=リュエルの持分が Paul Rosenberg に売却され、その後、松方幸次郎がベルネーム=ジューヌから購入した。1944年にフランス政府が接収し、1959年にフランス政府から寄贈返還された。国立西洋美術館での所蔵経緯は松方コレクションで、所蔵番号は P.1959-0166(昭和34年度)である。
国立西洋美術館の記録によれば、この作品が出品された展覧会で最も古いものは、1876年4月にパリのデュラン=リュエル画廊で開かれた「Deuxième Exposition de peinture」である。国外では、2015年から2016年にかけてボンのブンデスクンストハレで開かれた「Japan's Love for Impressionism: From Monet to Renoir」に出品された。国内では、2021年に山形美術館で開かれ、高岡市美術館に巡回した「山形で考える西洋美術|高岡で考える西洋美術—「ここ」と「遠く」が触れるとき」に出品されている。