
りんご
1871年頃

《波》は、ギュスターヴ・クールベが1870年頃に描いた油彩画である。カンヴァスに油彩で描かれ、寸法は縦72.5cm、横92.5cm。画面の左下に「G. Courbet.」の署名がある。
クールベはフランスの画家で、1819年にオルナンに生まれ、1877年にスイスのラ・トゥール=ド=ペイルで没した。
来歴の記録によれば、この作品は1908年にパリのオテル・ドゥルオーで開かれた「M. X. (Reitlinger)」の競売(番号9)、Gradt、1919年12月16日・17日にパリのジョルジュ・プティ画廊で開かれた競売(番号233)、Barbazanges を経て、松方幸次郎が購入した。1944年にフランス政府が接収し、1959年にフランス政府から寄贈返還された。国立西洋美術館での所蔵経緯は松方コレクションで、所蔵番号は P.1959-0062(昭和34年度)である。
国立西洋美術館の記録によれば、この作品が出品された展覧会で最も古いものは、1947年から1948年にかけてブリュッセルのパレ・デ・ボザール(Palais des Beaux-Arts)で開かれた「De David à Cézanne」である。国外では、2022年にフォルクヴァング美術館で開かれた「Renoir—Monet—Gauguin: Images of a Floating World: the Collections of Kōjirō Matsukata and Karl Ernst Osthaus」に出品された。国内では、2025年に鳥取県立美術館で開かれた「アート・オブ・ザ・リアル:時代を超える美術—若冲からウォーホル、リヒターへ—」に出品されている。