
横たわる裸婦(風景のなかの裸婦)
1875年頃

《舟にて》は、ポール・セザンヌが1900年から1906年にかけて制作した素描である。材質・技法は「鉛筆、水彩、紙」(国立西洋美術館の記録)とも「鉛筆の下描、水彩、紙」(国立美術館の目録)とも記録されており、寸法は縦12.5cm、横22.0cm。画面の右下にページ番号(「XXX」)がある。
セザンヌはフランスの画家で、1839年にエクス=アン=プロヴァンスに生まれ、1906年に同地で没した。
来歴の記録によれば、この作品はパリの Paul Cézanne fils、パリのベルネーム=ジューヌを経て、松方幸次郎の所有となった。1944年にフランス政府が接収し、1959年に日本政府に返還された。国立西洋美術館での所蔵経緯は松方コレクションで、所蔵番号は D.1959-0007(昭和34年度)である。
国立西洋美術館の記録によれば、この作品が出品された展覧会で最も古いものは、1924年から1925年にかけてサンフランシスコのカリフォルニア・パレス・オブ・ザ・レジオン・オブ・オナー(The California Palace of the Legion of Honor)で開かれた「French Art」である。国外では、1984年にマドリードの Museo Español de Arte Contemporáneo で開かれた「Paul Cézanne」展に出品された。国内では、2022年から2023年にかけて国立西洋美術館で開かれ、国立国際美術館に巡回した「ピカソとその時代:ベルリン国立ベルクグリューン美術館展」に出品されている。