
りんご
1871年頃

《もの思うジプシー女》は、ギュスターヴ・クールベが1869年に描いた油彩画である。カンヴァスに油彩で描かれ、寸法は縦50.3cm、横61cm。画面の右下に署名と年記(「69 / G. Courbet.」)がある。
クールベはフランスの画家で、1819年にオルナンに生まれ、1877年にスイスのラ・トゥール=ド=ペイルで没した。
来歴の記録によれば、この作品は1882年にエティエンヌ・ボードリーのもとにあり、1917年11月13日のアムステルダムの競売(番号138)に出たのち、松方幸次郎が購入した。1944年にフランス政府が接収し、1959年にフランス政府から寄贈返還された。国立西洋美術館での所蔵経緯は松方コレクションで、所蔵番号は P.1959-0060(昭和34年度)である。
国立西洋美術館の記録によれば、この作品が出品された展覧会で最も古いものは、1882年にパリのエコール・デ・ボザール(École nationale des beaux-arts)で開かれた「Des œuvres de Gustave Courbet」である。国外では、2022年にフォルクヴァング美術館で開かれた「Renoir—Monet—Gauguin: Images of a Floating World: the Collections of Kōjirō Matsukata and Karl Ernst Osthaus」に出品された。国内では、2023年に長崎県美術館で開かれ、国立西洋美術館に巡回した「スペインのイメージ : 版画を通じて写し伝わるすがた」に出品されている。