
りんご
1871年頃

《罠にかかった狐》は、ギュスターヴ・クールベが1860年に描いた油彩画である。カンヴァスに油彩で描かれ、寸法は縦81.5cm、横100.5cm。画面の左下に「G. Courbet.」の署名がある。
クールベはフランスの画家で、1819年にオルナンに生まれ、1877年にスイスのラ・トゥール=ド=ペイルで没した。
来歴の記録によれば、この作品は1900年に Klotz のもとにあり、アンリ・メニエを経て、1914年3月5日にジョルジュ・プティ画廊で開かれた「Coll. Mme X...(Mme Menier)」の競売(番号1)に出た。その後、松方幸次郎が購入した。1944年にフランス政府が接収し、1959年にフランス政府から寄贈返還された。国立西洋美術館での所蔵経緯は松方コレクションで、所蔵番号は P.1959-0061(昭和34年度)である。
国立西洋美術館の記録によれば、この作品が出品された展覧会で最も古いものは、1889年にパリで開かれた「Centennale de l'art français」である。国外では、2015年から2016年にかけてボンのブンデスクンストハレで開かれた「Japan's Love for Impressionism: From Monet to Renoir」に出品された。国内では、1996年に東京国立近代美術館で開かれた「東京国立近代美術館・国立西洋美術館所蔵作品による 交差するまなざし: ヨーロッパと近代日本の美術」に出品されている。