
テラスにて
1874年

《黒いドレスの女性(観劇の前)》は、ベルト・モリゾが1875年に描いた油彩画である。カンヴァスに油彩で描かれ、寸法は縦57.3cm、横30.7cm。画面の右下に「Berthe Morisot」の署名がある。
モリゾはフランスの画家で、1841年にブールジュに生まれ、1895年にパリで没した。
来歴の記録によれば、この作品は1892年までにパリの Alphonse Portier のもとにあり、1901年にパリの林忠正に売却された。1933年までドレスデンとチューリヒのオスカー・シュミッツが所有し、息子のエドワード・A・シュミッツが1936年まで受け継いだのち、同年に Wildenstein & Co.(パリ、ニューヨーク)に売却された。1938年までにビヴァリーヒルズのエドワード・G・ロビンソンに売却され、1983年5月17日のクリスティーズ・ニューヨークの競売(ロット30)に出た。パリの個人コレクション、Barbara Lambrecht(2012年)を経て、2017年2月28日のクリスティーズ・ロンドンの競売(ロット3)に出たのち、東京の Nukaga Gallery を経て、2017年に国立西洋美術館が購入した(所蔵番号 P.2017-0002)。
国立西洋美術館の記録によれば、この作品が出品された展覧会で最も古いものは、1876年4月にデュラン=リュエル画廊で開かれた第2回印象派展である。ただし、この出品には記録上「probably」(おそらく)と付記されている。国外では、2019年にダラス美術館とパリのオルセー美術館で開かれた「Berthe Morisot: Woman Impressionist」に出品された。国内では、ひろしま美術館の「"カフェ"に集う芸術家―印象派からゴッホ、ロートレック、ピカソまで―」(会期:2026年10月3日〜2027年1月11日)への出品が記録されている。
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